
【楽天グループ株式会社様】~世界30カ国・地域、16億人以上のユーザーに向けビジネスを展開する楽天グループ株式会社が取り組む、ニューノーマル時代のコミュニケーション
楽天グループ株式会社様 Neat導入事例
楽天グループは、eコマースをはじめとする70以上のサービスを、世界30カ国・地域の拠点から提供しています。現在、楽天ID数は、国内で1億以上*、楽天グループサービス利用者は、世界中で16億人を超えています。
また、多様な従業員とアイデアがオープンに行き交う企業文化が根付き、世界100カ国・地域以上から多彩な経験や能力を持つ優秀な人材が集まっています。
同グループでは、コミュニケーションをより円滑にするオープンなオフィスづくりや、ビデオ会議システムの全社的導入などを通じて、情報共有を徹底し、社内組織やオペレーションを進化させることで、生産性の向上や新しいビジネス創出を促進する仕組みづくりに取り組んでいます。
* 会員登録完了後1回以上ログインをしたことのある会員 (退会者除く)
Neat: 貴社の事業内容と、平井様の役割などをご紹介ください。

「楽天」は、「楽観主義」を意味します。この言葉は、最先端のテクノロジーを通じてより良い未来を築き、個人と企業、社会に力を与えるという、私たちの前向きで献身的な姿勢を表しています。
楽天グループは、eコマース、デジタルコンテンツ、広告などのインターネットサービス、クレジットカード、銀行、証券、保険、スマホアプリ決済といったフィンテックサービス、携帯キャリア事業などのモバイルサービス、さらにプロスポーツなど、70を超えるサービスを、世界30カ国・地域の拠点から展開しています。
私は、CIOおよびCISOとして、楽天エコシステム(経済圏)拡大のため、楽天グループのテクノロジープラットフォーム、そして様々なアプリケーションサービスをリードしています。私の役割は、世界中の約6,000人のエンジニア*を束ねるチアリーダーのようなもので、一貫したイノベーションを実現するために尽力しています。
さらに、最先端のテクノロジーを駆使し、従業員一人ひとりのワークスタイルに合わせた幅広いIT環境を提供することで、組織全体の生産性を継続的に向上させるように努めています。
* 楽天グループ株式会社に所属するエンジニア
Neat: コロナ禍前後で、 貴社のビデオコラボレーションの活用に変化はありましたか?
私たちは現在、世界中で毎月合計1億2000万分にもなるオンライン会議に、Zoomを利用しています。数多くのビジネス、開発、オペレーションの会議に加え、従業員全員に向けた情報共有の場として、毎週月曜日の朝8時から、「朝会」と呼ばれる伝統的な全社会議をZoomも活用しながら行っています。この会議により全従業員がひとつのチームとしてまとまりを持つことができると考えています。Zoomビデオ会議には、最大3万人が同時に接続することが可能ですので重宝しています。
ZoomとNeatは、私たちが「どこで」働くかだけでなく、「どのように」働くかを探求するのに役立っています。このバーチャルな作業環境において最も重要な要素は、「従業員が自ら参加すること」です。

Neat: Neatデバイスの使用感についてお聞かせください。
弊社では、すべての従業員がリアルタイムでつながることができるようNeatとコラボレーションし、現在、世界中で約500台のNeat デバイスを導入しています。
私は、会社ではNeat BarやNeat Bar Pro、自宅ではNeat Frameを使用していますが、個人的には、Neatデバイスの品質にはとても満足しています。音質の良さはもちろんのこと、映像の鮮明さにもいつも感心しています。
特に、双方の声が重なった場合も自然に聞こえるように処理する「ダブルトーク」は、コミュニケーションが図りやすくなる便利な機能だと感じています。
Neat: Neatデバイスは社内外でのコミュニケーションにどの様な影響を及ぼしましたか?
楽天グループは、対面での打ち合わせや、エレベーターホールでのアドホックな会話などから生まれる「セレンディピティ」を大切にしています。Neatデバイスを活用することで、より対面に近い、ときにはそれ以上のコミュニケーションを実現し、イノベーションをさらに加速できると考えています。
Neat: 職場の未来をどのように予測されていますか?
従来のノーマルが戻ってくることはなく、今後もニューノーマルの時代が続くでしょう。すなわち、私たちは新しい「当たり前」に対処し続けなければならないのです。
リモートワークからオフィスへ戻ってくる従業員の数は、急速に増えています。世界中の楽天グループ従業員をシームレスにつなぎ、さまざまな状況にある従業員が柔軟なワークスタイルを実現するために、ビデオコラボレーションは重要です。今後も、ライブとバーチャルの両方のコラボレーションのメリットを活かして、従業員にとってより良い職場環境を整えていきます。

所属部署とその事業内容、職種を教えて頂けますか?
私は、9年間コーポレート情報技術部門に所属し、コミュニケーション・インフラストラクチャに携わってきました。Zoomや、Slack、Microsoft Teamsなどのシステムを使用し、北米やヨーロッパ、アジアなど世界中のコミュニケーション・インフラの整備を担当しています。
Neatデバイス導入に至る経過を教えて頂けますか?
私が入社当時に担当したのは、社内のコミュニケーション・インフラの近代化でした。多くのシステムの使用から始め、2018年に、オンライン会議でのZoomミーティングの利用を決定しました。その後、より機能的なZoom Roomsに移行しました。
2019年に、Zoom社のイベント「Zoomtopia」でNeat Barをご紹介いただいてとても気に入り、そこから、社内で 試用することになりました。おそらく弊社は、ZoomとNeatの導入を、非常に初期の段階で検討した企業のひとつだと思います。
Neatデバイスをいろいろ試してみたところ、音声が非常にいいという点に感銘を受けました。以前使用していたデバイスだと、ビデオ会議のこちら側と相手側が同時に話した場合にどちらかの声しか拾えなかったのですが、Neatに関しては両方の声をきちんと拾ってくれます。よりリアルに近いコミュニケーションを可能にするこの機能にみな、感銘を受け、Neatの導入承認に至りました。
コントローラーのNeat Padも、スケジュール管理ができるだけではなく、会議室の外に設置することで、インジケーターの点灯により、使用しているかどうかが遠くからでも確認できるという点も、素晴らしいと思いました。Neat BarとともにNeat Padの使い勝手のよさも体感できたので、Neatデバイスの導入が本格的に始まりました。
しかし、一度に大量のデバイスを導入したわけではありません。まず本社のオフィスにNeat BarやNeat Boardのデモルームを作って従業員に使用してもらい、そしてまた次のオフィスで同じように進めてきました。Neat社以外のデバイスも現在も使用しているのですが、Zoom RoomsとNeatをグローバルスタンダードにしていく方針で、現在移行しているところです。
導入いただいたデバイスとそのデバイスを選定した理由をお聞かせください。
弊社では、主にNeat BarとNeat Padを日本国内だけで500台ほど※、Neat Bar ProとNeat Board、Neat Frameも、必要に応じて導入しています。Neatデバイスは、Zoomでの使用を第一に想定したデバイスであるということと、音質が非常にいいというのが大きな選定理由でした。
※2022年9月時点
同じ部屋に会議の参加者が複数人いても、画面上に一人一人を分割して映し出すことができる「シンメトリー機能」も素晴らしい機能です。コロナがある程度落ち着いてきて、多くの従業員がリモートワークからオフィスでのミーティングに移行している今、Neatのシンメトリー機能が大いに役立っています。この、シンメトリー機能の使い勝手のよさも、選定理由のひとつです。
また、会議スペースの幅と奥行きを設定することにより、カメラが会議に参加していない人を誤って検知し、自動的にフレーミングして追尾してしまうことを防ぐ「バウンダリー機能」も、役立っています。楽天グループの本社オフィスは、会議室がすべてガラス張りになっていて、ビデオミーティング中に部屋の外を歩いている人がカメラに映ってしまうことがあるのですが、この機能を使えば、そういった心配もいりません。そこは他社のデバイスとNeatデバイスとの大きな違いのひとつだと思います。
国内外のNeatデバイスユーザー様から寄せられる使用感をお聞かせください。
通常何か新しいシステムを導入したりシステムを変更したりすると、必ず多くの従業員から質問を受けていたのですが、Neat Barに関してはそういうことが全くなく、むしろ、「音がすごくいいね」とか、「セットアップがすごく簡単だね」というような感想をたくさん耳にしました。
弊社の従業員は、Neatデバイスのいろいろな機能が使いやすくて気に入っています。他社のデバイスを試しに導入してみて、画像を分割するシンメトリー機能がないことがわかると、「Neat Barに戻して」というような声をもらうこともありました。特に、「音質がとても良い」と「Neatシンメトリーの画像分割の機能が素晴らしい」という2点のフィードバックは非常に多く、Neat Barを使うことによって「一体感」が生まれています。
Neatデバイスへの要望やご提案がありましたら教えてください。
強いて上げるとすれば、使用者のなかには目に前にマイクが欲しいという人もいます。その方が音質もより良くなるのではないか、という考えもあります。Neat Barだと会議室の大きさに制限があるので、いくつかの大きな会場でマイクもカメラも複数置いて使用できるようなNeatデバイスや、2~3人でミーティングをするときに最適なオールインワンのデバイスもあるといいなと思います。

伝送NW本部 ネットワーク建設部
大野 杏香様
所属部署とその事業内容、職種を教えて頂けますか?
基地局とデータセンターを結ぶネットワークを構築するのが我々の部署の役目です。中でも私はプロジェクトを横断的に見て進捗管理をしていく役割を担っており、日々様々な関係者、協力会社の皆様と連携を取っています。
通常業務でNeatデバイスをどのように活用されていますか?
プロジェクトの進捗管理をしていく上で、必然的に関係者の皆様とのコミュニケーションの機会は多くなります。最近は海外のプロジェクトも兼任するなど、必ずしも対面でコミュニケーションがとれるわけではないので、会議室のビデオコミュニケーションツールは頻繁に利用しております。
Neatデバイスを使用してみて感じたことを教えてください。
Neatデバイス導入以前は、会議室でビデオコミュニケーションツールを起動することに少々のわずらわしさを感じていました。それに対しNeatデバイスは非常に操作がシンプルなうえに会議室のスケジュールも確認できるので、助かっています。
大野様の業務で、Neatデバイスはどのように役立っていますか?
これまで会議室の備え付けのカメラは定点カメラのような視点でしたが、Neatデバイスの導入で同じ会議室に集まっているビデオ会議の参加者が分割して写し出されるようになりました。これにより、ニュアンスや表情が伝えやすくなり、コミュニケーションをとりやすくなったと感じています。