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ミツカングループ様 Neat導入事例~複数拠点間でのプロジェクト推進でNeat Board 50が一体感を醸造

1804年に創業し、昨年220周年を迎えたミツカングループ。「買う身になって まごころこめて よい品を」「脚下照顧に基づく現状否認の実行」という2つの原点を企業理念とし、昨今は日本食の美味しさに感動したインバウンド勢による、本国に帰っても同じ味をそのまま食べたいという需要で日本食用途のビネガーが伸びています。今や海外売上比率は61%と国内事業のみならず、全世界に「日本の味」を届けています。

左からシステム企画課課長 久保氏、情報システム部部長 松下氏、システム2課 市原氏

「ともに/Together」
限りない革新の精神を持ち、地球にとっていい企業になるという強い思いを持つミツカングループ。「ともに」を軸に不断の自己改革を続けるなかで、Neat Board 50の導入の経緯をミツカングループのIT部門の責任者である松下氏と、システム企画課の課長である久保氏、システム2課の市原氏に伺いました。(以下敬称略)

システムに関わるベンダーのみに関わらず、他の食品企業とも密に会話しながら、取り組む機会が増えています。弊社は愛知に本社が有りますが、東京の各社とも物理的な距離の壁を越えて取り組みたい。NEAT BOARDがあれば対面でお話できない方でも、共に作業したり打ち合わせしたりといった活動ができるんじゃないか?ということで期待をしています。

ミツカングループ 執行役員 IT部門責任者 松下氏

「ともに/Together」をスローガンに、仲間や協業パートナーと一緒に考え、挑戦し、喜びを分かち合うミツカングループに見えてくる新しい景色とは

松下美幸氏:ミツカンホールディングス執行役員、日本とアジアIT部門の責任者。日本では基幹システム刷新プロジェクトのリーダーを務める。

基幹システム刷新プロジェクトを複数拠点で進める中、「表情が見えることの重要さ」に気づいた


ー Neatを導入する前にはどんな課題がありましたか?

久保:コロナ禍で働き方が大きく変わっていく中、ビデオ会議で顔は見られるのですが、どうしても心理的にどんどん相手との距離が遠くなっていくみたいなところが出てきてしまって。

松下:最初はなかなか意見が合わなくてコミュニケーションがうまくいかず、現地に押しかけるみたいなことが続いていました。

久保:顔なじみな昔のメンバーだけではなく、中途社員や新入社員がどんどん増えてきたり、半年間一緒に仕事しているけど「実は一回も会ったことない」みたいなメンバーがいて。そういう「バックグラウンドを知らない人たちと心の距離感を縮めていくと、お互い良い影響を与えるんじゃないか」という仮説は持っていました。

実際、リモート会議で喧嘩みたいな雰囲気になったりしたのもあって…とはいえ、毎週毎週東京に行けるわけでもないので、リモートでもそういった距離感が近い関係性にありたいなと思っていました。なので、対面でなくてもあたかも対面で話しているような感覚になれるのが大事なんだ!と。

松下: 話している人がどういう表情を作って話しているとか、コミュニケーションにおいて重要なファクターですよね。

Neat Board 50 (クリックすると製品ページに遷移します)

失敗を経て「表情が見えること」の重要性に気付いた


ー「表情が見えることが大事」という結論に行き着かない会社さんも多いのですが、ミツカングループ様にはそういうことを重視する土壌がもともとあったのでしょうか?

市原:つい最近も、数ヶ月ぶりに対面で会った方や初めて対面で会った方が他社でいらっしゃって。その人の顔が思い浮かんでいないとコミュニケーションに齟齬が生まれがちだなというのが実体験でありました。

久保:やっぱり顔なじみになるというか、一回顔見た人と顔見たことない人って全然違うじゃないですか。そういう実体験というか失敗を経て…重要性に気がついたって感じですね。

松下:会議で積極的に発言する人はわかりやすいんですけど、沈黙されるとわからないですよね。本当はどういうふうに思っているのか、表情を見ると結構わかるんです。あ、この人は理解していたなとか、首をかしげてあんまり納得してないなとか。

市原:同じ「分かりました」っていう日本語でも…

松下:「分かりました」がね。単に、あなたの言葉が「聞こえました」って言っているのか、本当に「同感です」って言っているのか。

オールインワンでポン


市原:あとは技術面の話ですと、コロナ禍になってすぐ導入していたビデオ会議システムではどうしても人の顔がわからないんですね。部屋だけ映っていて顔がよく見えない。色々なものを組み合わせれば、顔をひとりずつ映すカメラを置いて、それらを合成うまくするとかできなくはないとは思うのですが、全て用意して日々運用してと言われると、管理者側としては正直ちょっと難しい。だからオールインワンでポンって置けばいいですよっていうのは、技術面で非常に大きいんです。

市原 裕也氏:システム2課所属、インフラやネットワーク構築を担当。 基幹システム刷新プロジェクトも兼任。

ーNeatはどうやってお知りになりましたか?また、導入のきっかけについても教えて頂けますか?

市原:ある販売会社さんのショールーム兼オフィスで紹介されて知りました。表情が見えて、かつオールインワンパッケージ、モニターもある程度のサイズがあるっていうのを「え!これ何?」と実際に驚きと共に見たのがスタートでした。課題感から探しにいったというより偶然目にして「これ導入できないかな?」みたいな話を松下としていた時、部門で進めようとしていた基幹システム刷新プロジェクトの話が出て、ちょうどタイミングが噛みあいました。

市原:拠点が東京と名古屋で二つ、というのも大きかったです。これが10拠点あったらいきなり十台入れるというのは多分難しかったと思うので、二拠点というスモールスタートと課題感、その実物を見たタイミングが嚙みあったということになります。

複数拠点で進めるプロジェクトで、対面のようにホワイトボードを使いながら話し合う

ー一見似たような製品も世の中に多くある中、Neatにしたのは、なぜでしょうか?

市原:他社の似た製品ももちろん調べました。しかしながら、オールインワンになっていてこのサイズでこの価格のものは他になかったので、結果あまり比較になりませんでした。

久保:基幹システム刷新プロジェクトが25年の5月を目指して期限があるということと、コミュニケーションに困っていたことです。そういう困りごとって、このリモートワークのコミュニケーションで行き着いた課題だと思うんですよね。それも将来的に改善していきたいですし、東京から働き方を変えるために、オフィスの改革も今始めようとしています。まさに将来的に提案できるような一つの武器として、オールインワンで収まって、いろんなシーンでコンセント一本挿せば使える。コロコロ動かしていけるっていうのもポテンシャルが高いという展は、値段以前の話として思ったところです。

久保 健太氏:日本の情報システム部門の課長、ERP刷新プロジェクトのITリーダーを務める。

ー実際にNeat Board 50をどう使われていますか?使っている方の感想はいかがでしたか?

久保:初めて使っていただく方からは「これすごくいいね」と驚きの声もよくいただいていました。例えば会議で使っている資料にボード上で直接手書きができて、相手の表情も見られるので、本当にホワイトボードを介して対面で話していることと変わらないじゃないですか。そういう使い方をすることが基幹システム刷新プロジェクトの中ではよくあります。

東京オフィスと実際に接続。画面をタップすればすぐ会議が始められる。
("Neatくん”とニックネームをつけてご愛用頂いているとのこと)


あとはカメラがその話者に寄せてくれて「うんうん」と相づちしてくれてる表情がよく見えるとか。この会議は難しいことをいろいろ議論したりするわけですけど、ちょっと温度感とか表情を見ながら「これ納得してくれている」とか「いや、ちょっとこれなんか納得していないから後でフォローしとこうかな」みたいな絶妙な空気感をつかむことが重要で、その点に関して一役買ってくれていますね。

Meet, Create and Collaborate Better. シンプルでフレキシブルに使えるNeat Board 50

離れた部署と共同でやる時、相手の表情などの反応を読み取りながら話すのがプロジェクトではすごく大事ということですか?
久保:そうですね

Neat導入後、離れた拠点同士のプロジェクトメンバーがみなで一つのゴールに向かう空気感が醸成された


ー当初の課題は解消されましたか?当初オンラインでのコミュニケーションが良くなかったプロジェクトを進めるためにコミュニケーションの改善をしたかった、という点を振り返ってみていかがでしょうか?

久保:昔は喧嘩のようだったメンバー同士のチームワークが、今はすごく一体感が出てきていて。本当に一つのゴールに向かってみんなでやっているなっていう空気感が醸成されているのにNeat Boardが寄与したっていうのはもう間違いないんじゃないかなと思っています。

副次的に出張費削減・時間削減効果も


久保:私も一時週に2、3回東京に行ったりしていたわけですけども、Neat Boardがあるおかげで、Neat Boardでの会議に切り替えて、出張削減できることも副次効果としてありました。そういったことも含めて、いい買い物だったと思っています。

市原:意思疎通の難しい会議がだいたい週一で開かれていまして、ざっくり5月からこの月までだいたい20回分の往復新幹線代金2万が3名の20回分だったら、120万ぐらいは出張をしなくて済んだと考えると、それも効果ですよ。

ー具体的に金額に直してみると結構大きいですね

市原:あとは時間的な負担も大きいので、一時間半打ち合わせをするのに東京へ行くとなると何時間潰すのか?と。結局一日仕事になりますから、実際出張しないとその分時間は有効に使えます。
 

Neatのデバイスで複数拠点間の企業文化推進を


ー今後用途や使用場所を広げる計画はありますか?

市原:このプロジェクトの最後につなぎっぱなしで両方の顔を見ながらのまとめをやるので、今の2台の用途を広げるというのはあると思います。長い目で見ても、どうしても東京に人を置く必要はあるので、今後も半田本社に全員集合させるとか、東京に全員集合させることはおそらくないと思うんですね。なので、そういう意味での企業文化、弊社は半田に本社があって、そこと十分にコミュニケーション取れるという拠点間の「企業文化の推進」という意味では、こういったソリューションは役に立つと考えております。

久保:前述の販売会社さんのオフィスを見せてもらった時に、会議をしているわけではないけど、朝から東京と名古屋で常に繋がっているみたいな、オフィスがつながっているような感覚が面白くて、あれは理想だなと思ってまして。バーチャルオフィス。例えば食堂じゃないですけど、なんかこうちょっとオフなところでコミュニケーションをとる場に置いてあっても面白いかもしれないですね。

 
今後Neatがミツカングループ様のビジョンや企業文化の推進などでもお役に立てれば幸いです。

ミツカングループのショーケース。中央に江戸時代からの商標登録の看板と江戸前ずしが並ぶ。


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